プリベントデザイン PREVENT DESIGN|ドローン・防災・警備・自治体・官公庁向けコンサルティング

「防災の日に見直すドローン運用」〜今日からできること〜

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2025年9月1日

ドローンは「現場をすぐに見に行ける目」として、初動の確認・被害の把握・夜間の見回りなどで大きな力になります。 ただし、本当に役立つかどうかは導入した後の“運用の整え方”で決まります。
ここでは専門用語をできるだけ使わずに今日から見直せるポイントをまとめており、プリベントデザインでは実地の支援と訓練でこれらを一緒に整えていきます。

まずは今日の【5つの確認】
1)安全の基準表はありますか?
風・雨・気温など「飛ばして良い/やめる」の線引きをA4で一枚。
2)住民・関係先への伝え方は決まっていますか?
目的・時間・連絡先をテンプレート化しておく。
3)電池(バッテリー)の健康状態は把握していますか?
保管電圧、使用回数、替えの本数を一覧に。
4)撮り方の決まりはありますか?
解像度や重ね撮りの割合、赤外線を使う条件などを簡単にルール化。
5)映像や記録の置き場所は一つにまとまっていますか?
ファイル名の付け方と保存期間を決め、迷子にしない。

3か月で整える【回る運用プラン】
0〜30日(止めない・迷わないための土台づくり)
・現場安全チェックリストを配布(現地の危険、進入禁止、第三者配慮)
・ヒヤリとした出来事の報告フォーマットを共有
・映像と飛行ログの置き場所と名前の付け方を統一

31〜60日(人とデータの“標準”を合わせる)
・目的別の手順書を用意(初動確認/堤防見回り/山林の見張り など)
・赤外線・ズームの基本操作と報告書の型を練習
・許可・連絡の最短ルート表を作る(誰に、何を、いつ伝えるか)

61〜90日(連携とふり返りで“強い運用”に)
・関係部局・外部協力先との連絡網を一本化
・「到着までの時間」「見回りできた範囲」など見える目標を設定
・年2回の訓練と年1回のふり返り会で改善点を決定

防災の日に実施したい【想定訓練】
1)地震・津波の初動
高台や避難路を上空から確認。屋上退避が可能かを映像と位置で共有。
2)河川の増水
越水しやすい場所を決めて巡回。赤外線と通常カメラで二重チェック。
3)山林火災(夜間)
熱の強い場所を見つけ、現地隊に位置と映像をその場で伝える。
訓練は「短く・回数多く・記録を残す」がコツです。

現場で役立つ【実務トレーニング】
・操縦の実力チェック
まっすぐ止める・同じ高さを保つ・狭い輪を通す等を点数化し、映像でふり返り。
・多種応用操縦
GPSに頼らない操作、狭い通路の出入り、風に負けない着陸、赤外線の即応。
・FPVゴーグル運用訓練
屋内や狭い場所の探索に向け、座学→シミュレーター→実機の順で安全に。
・記録・共有のしかた
ライブ配信の手順、報告書のテンプレ、位置情報と映像のセット化。
※目的や機密に応じて個別に設計します。取り扱いには十分配慮します。

〜よくあるつまずきと簡単な直し方〜
・機体はあるのに飛ばす体制がない→手順書と連絡表を2枚にまとめ、いつでも取り出せる場所へ。
・データがバラバラ→「日付_場所_目的_番号」の名前ルールだけ決める。
・担当が替わると弱くなる→15分で読める新任向けミニ冊子をつくって引き継ぐ。

防災の日を【運用アップデートの出発点に】
・安全の基準、伝え方、電池、撮り方、記録の5点見直し
・3か月で「手順→練習→連携→ふり返り」の回る仕組みへ
・訓練は短く、回数を重ね、記録を残す

プリベントデザインでは計画づくり・訓練・当日の運用サポート・見直しまで一緒に進めます。 まずは「今どこでつまずいているか」を30分で棚卸しし、明日からの一歩をご提案します。
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